カラーファンタジーと「フォトン」の関係とは?髪がキレイになる仕組みを美容師が解説

カラーファンタジーについて調べていると、最近「フォトン」という言葉に行き当たることがあります。カラー剤の話なのに、なぜ光の話が出てくるのか。この記事では、これまでの「107D」「907D」といった数字とフォトンがどうつながっているのかを、実際にサロンで扱っている美容師の視点でお話しします。


カラーファンタジーとフォトンの関係を美容師が解説する記事のイメージ

カラーファンタジーとは

カラーファンタジーは、レプロナイザーやヘアビューロンで知られるリュミエリーナ社が、サロン向けに展開しているヘアカラーのプログラムです。使用するカラー剤は「カラータイムセス」といい、同社独自の技術であるバイオプログラミングが搭載されています。

このブランドの考え方で、いちばん大事なところを先にお伝えします。外から何かを足して良く見せるのではなく、もともとその人の内側にあるエネルギーを引き出す。これがバイオプログラミングの一貫した前提です。ドライヤーもアイロンもカラー剤も、すべてこの一点でつながっています。

「27D」「107D」の「D」は何を表しているのか

レプロナイザーやカラータイムセスの製品名についている「27D」「107D」「907D」という表記。この「D」は、メーカーの説明では密度(Density)を指しています。前についている数字は技術設計力を表していて、数字が大きいほど、つくられる密度が高くなるという考え方です。

ここで大事なのは、密度が高いということが、施術を受ける側にとって何を意味するのかという部分です。密度が高まるほど、髪や肌の表面をなでるだけで終わらず、内側のより深いところまでエネルギーが届く。つまり「密度」は技術側の言葉で、それを受け取る私たちの側では「深さ」として現れる、という関係になります。サロンでお客様にお伝えするときも、この順番で説明すると納得していただけることが多いです。

数字が大きくなる → 密度が高くなる → より深いところまでエネルギーが届く
だから、髪がキレイになる。肌がキレイになる。

そしてこのブランドの一貫した前提が、外から何かを足して良く見せるのではなく、もともとその人の内側にあるエネルギーを引き出すということ。ドライヤーもアイロンもカラー剤も、この一点でつながっています。密度も深さも、その「引き出す力」の話をしていると考えると、全体の筋が通ります。

メーカーが公表している「美の方程式」

リュミエリーナは、この考え方を一本の式として公表しています。「美の方程式」と呼ばれるものです。

P = λ ( nD ) t

Bioprogramming 美の方程式


バイオプログラミングの美の方程式 P=λ(nD)t のグラフ。2Dから27Dまで密度の層が重なり、美の力が急カーブで大きくなる様子を示している

メーカーが公表している美の方程式のグラフ

記号意味
P美の力。得られる美しさの大きさ
n技術設計力。製品名の「27」「107」「907」がここにあたります
D密度(Density)
t時間。触れている時間、使い続けている時間

グラフが伝えているのは「伸び方」

グラフを見ると、2D、3D、4D、7D……と層が重なり、27Dに向かって曲線が一気に振り切れています。ここが一番のポイントで、数字が上がったときの美の力の伸び方が、まっすぐな直線ではないということ。27Dは7Dの4倍、という足し算の世界ではなく、グラフの傾きごと変わる領域に入っていく、という描かれ方をしています。

式に「時間」が掛かっている意味

もうひとつ見落とされがちなのが、式の最後にある t です。メーカーの説明では、使用する時間を長くするほどプログラミングされた状態が維持され、P値が次第に大きくなるとされています。同じ機器を使っていても、当てている時間や重ね方で結果が変わるということです。

リュミエリーナが「密度のせ」という言葉を使っているのも、この式から出てきた発想です。重ねてつける、温風と冷風を繰り返し当てる、通う間隔を空けすぎない。どれも t を積み上げる行為にあたります。

美しさ = 技術の設計レベル × 密度 × 触れている時間
いい機器を手に入れて終わり、ではありません。乾かし方、重ね方、通う間隔まで含めて、はじめて数字が動きます。お客様ご自身が毎日コントロールできるのは「時間」の部分なので、ホームケアのやり方はここに直結します。

ここまでが、これまでの数字の話です。技術設計力を上げて密度を高め、深いところまで届かせる。27Dから107D、907Dへの進化は、この線の上にありました。

では、フォトンはどこが違うのか。ここからが本題です。

本記事で紹介している「美の方程式」および技術の考え方は、メーカーが公表している情報と、施術者としての所感をもとに構成しています。バイオプログラミングは同社独自の理論であり、一般的な科学的手法によって検証されたものではありません。感じ方には個人差があり、特定の効果を保証するものではありません。

どんどん深くなってきたということ。深さが増した分だけ、引き出せるエネルギーも大きくなってきた、という順番です。