「白髪が生えてきた、悲しい」「なんか嫌だから、抜いてしまおう」そう考えられてる方!待ってください!
『白髪=悪い』ではありません。むしろ今までなんとなくカラーをされていた方も、一度カラーを見直すチャンスです!初めての白髪染めを美容師用語ではファーストグレイといいます。初めての白髪・ファーストグレイと上手く付き合い、ヘアデザインを楽しんでいきましょう。
《この記事がオススメの方》
- 初めて白髪を見つけた方
- 初めての白髪染めを考えている方
- 白髪染めに抵抗のある方
- 改めてヘアカラーを見直したい方
白髪を抜く=癖毛の原因
初めての白髪を見つけた方に多い質問は『抜いてもいいですか?』
僕の回答は…だめです!抜いても良いことは1つもありません!
正しいのは、”根元から切る”です。白髪を抜いても、切ってもまた生えてくるのは同じですが、白髪を抜いてしまうと、抜いたときの衝撃で毛穴の形が変形します。すると、変形した毛穴から生える次の毛は、縮れ毛と言われる癖のある状態で生えてきます。歳を重ねても直らなくなるので、白髪を抜き続けるとどんどん癖の気になる髪に…。
また、さらに怖いのは、白髪を抜くことで頭皮を傷めてしまい、そこから髪の毛が生えてこなくなる可能性も否定できないということです。ですから、白髪は抜くよりも、切る方が良いです!
僕が一番おすすめなのは、染めること。ファーストグレイを気にせず、これからもヘアを楽しめるからです!
白髪染めは傷む?
A.傷みます…”毎月繰り返すと”
「白髪があるから染めなきゃ」と美意識の高い人にこそ意識してもらいたいのは、蓄積ダメージ。白髪染めをしているとすこし根元が生えてきただけですぐ染め直したくなってしまうので、カラーの頻度は自然と増えます。
これまでは1ヶ月半で染めてた髪を1ヶ月に一度にすることで、年間で白髪染めする回数が増えます。そうすると、カラーのダメージが蓄積されて、髪が傷むんです。あくまで、白髪染めのせいで髪が傷むのではなく”毎月繰り返す”から髪が傷むのです。
初めての白髪を発見してからのヘアカラー
白髪染めに変える?or 変えない?結論=薬剤のチョイスは担当美容師さんにお任せするのがベスト。白髪の部分によって、本数によってはそこだけ暗くする、白髪をぼかす(生かす)方法はさまざまです自分のなりたい髪の明るさやイメージを担当美容師さんに伝えてヘアデザインすることが大切です。
最近の白髪染めは選択肢がたくさん!
「今日から白髪染めに変えようと思うんですけど…。」といわれる方もいますが、事前に自分で決める必要はありません
ダメージも少なく、臭いもしない普通のカラー剤なのに白髪も染まるカラーなどもあるので、「白髪をどういうイメージで染めるか」だけ美容師さんと相談して、あとはお任せください!
- 白髪が必要なかったら、白髪のみ染める
- 白髪を生かして、ハイライトや明るめのカラーで全体を染める
など、他にもいろいろな選択肢があります。
白髪を完全に隠そうとすると暗く染めるイメージがあると思いますが、明るいカラーを混ぜたり、髪全体を明るくしたりすることで、白髪をなじませることもできるんです!!僕のオススメは染めるのではなく、なじませる(生かす)こと。
なぜなら、馴染ませておくことで新しく白髪が伸びてきても白髪が分かりにくくなって、自然に隠すことが出来るからです。
白髪染めのおすすめの頻度は?
◎市販の白髪染めは傷む
市販の白髪染め、泡カラーなどは1度のカラーでも傷む可能性あり。なぜなら、誰にでも使いやすくするために、強いお薬で作られているからです。自分自身の髪の状態に合ったカスタマイズをしてくれるのは、美容室だけ!
※カラーを毎月繰り返すことでダメージにより髪は細くなりますから、ロングヘアでいれなくなる、そして、短く切る。そんな方が多いので、ファーストグレイが出た今。これから気をつけてほしいのは白髪にとらわれずに、理想のスタイルヘアを大切にしていただきたいということ。
傷まない白髪染め「和漢彩染」ファーストグレイの方には早いですが、今後髪や頭皮の痛みが気になったら次の選択肢に入れて欲しいのが、和漢彩染。
和漢とヘナについてはこちらをご参照ください。
以上、見てきたとおり、ファーストグレイが出てきてもカラー剤を変えたり、好きなヘアデザインを諦めたりする必要はありません。むしろ、白髪を生かすことで新しいカラーに挑戦することもできます。
誰もが経験するファーストグレイ。どうかネガティブに受けとらず、楽しめるヘアデザインを一緒に作りましょう!turn TOKYOでお待ちしています!